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人間関係に疲れたときにおすすめ「心があたたまる」小説『ひと』|2019年本屋大賞第2位

小説

「最近、なんだか心が疲れているな……」
「人の優しさに触れて、温かい気持ちになりたい」

もし、あなたがそう感じているなら、ぜひ手に取ってほしい一冊があります。
それが、2019年の本屋大賞で第2位に輝いた、小野寺史宜さんの小説『ひと』です!

この物語は、両親を亡くし天涯孤独になった二十歳の青年が、1つのコロッケを譲ったことをきっかけに、出会った人々に救われ、再生していく姿を描いています。

この記事では、小説『ひと』のあらすじや登場人物の紹介はもちろん、ネタバレありのレビューを通して、この作品がなぜ多くの人の心を掴むのかを徹底解説します。

さらに、心あたたまる作品をお探しのあなたに、おすすめしたい珠玉の2作品もご紹介します。

作品を読み終える頃には、きっとあなたも温かい涙と共に「明日もがんばろう」と思えるはずです!

この記事を読んでわかること
  • 『ひと』のあらすじ
  • ネタバレありのレビュー
  • 『ひと』の次に読む「心あたたまる」おすすめ小説
  • 『ひと』基本情報とあらすじ

『ひと』基本情報とあらすじ

書名:ひと
著者:小野寺史宜(おのでら ふみのり)
出版社:祥伝社
出版年月: 2018年4月
小説形態:長編
ジャンル(またはテーマ):ヒューマンドラマ
その他:2019年本屋大賞 第2位
ISBN:9784396347185(文庫)

独りだと思っていた。でも、ひとりじゃなかった。

両親を亡くし、未来が見えなくなった20歳の青年。
彼を変えたのは、たった1つのコロッケと、温かい“ひと”との出会いだった。

何気ない日常にある“ひと”の優しさに、きっと涙する。

「明日もがんばろう」と思える、心のお守りのような一冊です。


『ひと』の主な登場人物

柏木 聖輔(かしわぎ せいすけ)
二十歳で親がいなくなり、ひとりになってしまう。大学は中退し、金もなくこれからどうしようかと思っていたときに、商店街の惣菜屋に出会う。

田野倉 督次(たのくら とくじ)
67歳。聖輔をアルバイトとして雇ってくれた惣菜屋「おかずの田野倉」の店主。

田野倉 詩子(たのくら うたこ)
65歳。督次の妻で、惣菜屋を共に切り盛りしている。

芦沢 一美(あしざわ かずみ)
惣菜屋の先輩。37歳。中学2年生の息子がいる。シングルマザー。

稲見 映樹(いなみ えいき)
惣菜屋の先輩。24歳。督次の友人の息子。世渡りが上手く、要領がいい。

井崎青葉(いざき あおば)
聖輔の高校の同級生。3年生のときに、同じクラス。

篠宮剣(しのみや つるぎ)
聖輔が大学で組んだバンドのメンバー。ギター担当。
適当なところがあるが、根はいいやつ。

『ひと』ネタバレありの感想・レビュー

彼を救ったのは、まぎれもなく周囲のひとだった。
両親が相次いでいなくなり、親戚にはお金をとられ、大学には行けなくなった。

それでも、あたたかなひとたちと出会えたことで、彼の人生は明るさを取り戻した

大切なのはものじゃない。形がない何かでもない。人だ。人材に代わりはいても、人に代わりはいない。

「人に代わりはいない」
この言葉は、今この世界に生きるすべての人に言えることだ。

もし今「自分なんていてもいなくても同じだ」と感じている人がいたとしたら、「それは違う」と柔らかく、そしてあたたかに教えてくれる物語だ。

バイトや仕事であれば代わりはいる。
そうでなくては、体調も崩せないし、休暇をとることもできない。

人材の代わりはいなくちゃいけない。

でも、あなたの代わりはいないのだ。

『ひと』の次に読む「心があたたかくなる」おすすめ小説

小説のイメージ画像

ここでは、「『ひと』が心に沁みた!」と感じたあなたに、次に読む小説のおすすめを独断と偏見で紹介します。

どれも読み終わったあとに、「私もがんばろう」と思える物語です。
ぜひ参考にしてくださいね。

新たな本との出会いのきっかけになれば、こんなに嬉しいことはありません!

「心があたたかくなる」おすすめ小説①『うつくしが丘の不幸の家』

書名:うつくしが丘の不幸の家
著者:町田 そのこ
出版社:東京創元社
出版年月:2019年11月
小説形態:連作短編
ジャンル(またはテーマ):家族、幸せ
ISBN:9784488803025(文庫)

その家は、「不幸の家」と呼ばれていた――でも、本当にそうだろうか?

住む人が次々と変わる、丘の上のあの家。
人々は噂する。「あそこは不幸を呼ぶ」と。

けれど、その家には、涙と、再生と、そして確かな“しあわせ”の記憶が刻まれている。

わたしが不幸かどうかを決めるのは、家でも他人でもない。

ページをめくるたび、温かい光が心に灯る。

【おすすめポイント】

それぞれの幸せの形がある。そう信じさせてくれる物語たちです。

読後感がよく、あたたかな気持ちになれます。

「心があたたかくなる」おすすめ小説②『鎌倉うずまき案内所』

書名:鎌倉うずまき案内所
著者:青山 美智子
出版社:宝島社
出版年月:2019年07月
小説形態:連作短編
ジャンル(またはテーマ):ヒューマンドラマ
ISBN:9784299014900(文庫)

人生に迷ったら、鎌倉の地下へどうぞ。

そこは、不思議な双子のおじいさんとアンモナイトがいる「うずまき案内所」。
仕事、家族、結婚、人間関係……

ぐるぐる悩んで動けなくなったあなたを、ちょっと不思議な方法で導いてくれる。

【おすすめポイント】

青山さんの作品は、どれも心があたたかくなりますが、私はこの作品が気に入っています。読んでいると、なんだかエネルギーが湧いてきます。

案内所の所長であるアンモナイトと双子のおじいさんが、なんとも言えない味を出していて、とてもキュートです!

何言ってんだって感じですが、騙されたと思ってひとつ読んでみてください。
騙されていないので。ぜひ。

『ひと』まとめ

  • 『ひと』は、天涯孤独になった青年が人の温かさに触れて再生する物語
  • 明日への活力をくれる
  • 読後、温かい気持ちになりたいすべての人におすすめの一冊
  • 『ひと』が心に響いたなら、『うつくしが丘の不幸の家』や『鎌倉うずまき案内所』もおすすめ

nanakko

元司書で現ライターのnanakkoです。
 
子どものころから本が大好きで、大学では小説創作を専攻。
会社員を経て、国立大学図書館の司書に。
 
小説、お芝居(映画・ドラマ・舞台・アニメなど)、音楽が好き。
プロの技が詰まったエンターテイメントに感動します。
 
このブログでは、私が好きなエンタメ作品について共有できればと思っています!
 
心が動いた瞬間を忘れないよう、文章で記録していきます。
 
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