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「ザ・ロイヤルファミリー」の原作は?早見和真作品の魅力を紹介

小説

2025年に連続ドラマ化され、大きな注目を集めた、『ザ・ロイヤルファミリー』。

「原作はどんな感じ?」
「競馬の知識がなくても楽しめるの?」

と気になっている方も多いのではないでしょうか。

ちなみに管理人は、競馬の知識はまったくありませんが、物語を最後まで読んで感動で涙するほどのめり込みました

本作は、山本周五郎賞とJRA賞馬事文化賞をダブル受賞するという異例の快挙を成し遂げた、早見和真氏によるエンターテインメント小説です。

馬に人生を懸ける人々の「執念」と、親から子へと受け継がれる「血の宿命」を描いた本作は、読む者の心を激しく揺さぶります。

本記事では、物語のあらすじや魅力的な登場人物、そしてファンを虜にする早見作品の魅力について徹底解説します。

この記事を読んでわかること
  • 『ザ・ロイヤルファミリー』の原作情報
  • 主な登場人物
  • 早見和真作品の魅力
  • 「ザ・ロイヤルファミリー」が好きな方におすすめの小説

『ザ・ロイヤルファミリー』原作情報とあらすじ

書名:ザ・ロイヤルファミリー
著者:早見和真
出版社:新潮社
出版年月:2019年10月
小説形態:長編
ジャンル(またはテーマ):人間ドラマ、馬主・競馬の世界
その他:山本周五郎賞JRA賞馬事文化賞を受賞、2025年に連続ドラマ化
ISBN:9784103361527(単行本)


父を亡くした税理士の栗須栄治は、仕事に虚しさを覚えていた。そんな折、傲慢なワンマン社長であり、執念深く勝利を追い求める馬主・山王耕造と出会い、ひょんなことから秘書となる。山王は多くの金を馬に注ぎ込み、家族さえも犠牲にしながら、悲願の「有馬記念制覇」を夢見ていた。

物語は山王からその息子、そして次世代へと継承される「血と野望」を、秘書・栗須の視点から28年間にわたって描き出す。競馬という極限の勝負の世界で、サラブレッドに魅了され、翻弄された人々の熱情が交錯する。

血の繋がりを超えた「継承」のドラマが胸を打つ、圧倒的熱量のエンターテインメント大作。

『ザ・ロイヤルファミリー』の主な登場人物

栗須栄治(くりす えいじ)
本作の主人公で語り手。元税理士。ひょんなことから山王耕造の秘書となり、彼の破天荒な馬主生活を支える。

山王耕造(さんのう こうぞう)
人材派遣会社「ロイヤルヒューマン」のワンマン社長。莫大な金を馬に注ぎ込み、「有馬記念制覇」という夢を追い求める強欲で孤独な馬主。

野崎加奈子(のざき かなこ)
栗須の元恋人で、競走馬の生産牧場「ノザキファーム」の娘。山王が所有する「ロイヤル」の名を冠した馬たちを送り出す。

椎名善弘(しいな よしひろ)
山王耕造の宿命のライバルである有力馬主。圧倒的な相馬眼と資金力を持ち、山王の前に何度も立ちはだかる「絶対王者」のような存在。

『ザ・ロイヤルファミリー』原作の魅力

一番の魅力は、栗須が見てきたそのままを疑似体験できるところです!

山王社長やその家族、そしてジョッキー、調教師、牧場の人々がどんな思いで、馬にそれぞれの願いを託してきたのか。それをつぶさに見られます。

読んでいると、ロイヤルを冠する馬たちを自然と応援していますし、彼らが勝てば嬉しくなります。レースの場面では、手に汗握って、まるで目の前に出走前の馬たちが並んでいるかのように、ドキドキワクワクできるんです。

エンターテイメント作品の醍醐味、心躍らせる体験をぜひ原作を読んで味わってください。

『ザ・ロイヤルファミリー』だけじゃない!早見和真作品3つの魅力

読書好きの管理人が、早見和真作品の魅力を2つご紹介します!

大きな魅力は、この2つです。

  • 惹きこまれる人間ドラマ
  • 作品に合った文体

ひとつずつ、説明していきますね。

惹きこまれる人間ドラマ

ドキドキワクワクする人間ドラマが魅力です。
読んでいるうちに、自分のことのように物語にのめり込んでしまいます。

それはきっと、彼らをつい応援したくなるような、惹きこまれる人間ドラマが展開されるから。

早見さんは、心理描写が巧みで、人間を描くのが非常に得意な方なんだと思います。

ぜひ、あなたも早見作品を読んで、のめり込む「人間ドラマ」を体感してください!

作品に合った文体

早見さんの作品は、その作品ごとに文体が違います。

たとえば、この『ザ・ロイヤルファミリー』は、税理士・栗須の視点で、終始丁寧な文体で書かれています。

この丁寧さは、主人公のキャラクターや立場をとてもよく表しており、栗須の仕事への姿勢誠実さが垣間見えるような文体だと感じました。

もちろん、他の作品では全然違う文体で、まったく異なる印象を受けます。

特に、2020年の本屋大賞ノミネート作品である、『店長がバカすぎて』は『ザ・ロイヤルファミリー』とは対極にあるような、親しみやすい店員像が文章から伝わってきます。

ぜひ、早見さんの複数の作品を読み比べていただきたいです!

『ザ・ロイヤルファミリー』の次に読む作品のおすすめ

ここでは、『ザ・ロイヤルファミリー』がおもしろかった!と感じたあなたに、早見作品のおすすめを紹介します。

山王社長の馬に心血を注ぐ生き様が印象的だった『ザ・ロイヤルファミリー』。
というわけで、なにかに心血を注いで懸命に生きる人の物語を2つ紹介します!

  • 高校球児の母が苦悩し、奮闘する『アルプス席の母』
  • 事故で肩から下が動かなくなった女性が、弁護士を目指す『ひまわり』

前者は『ザ・ロイヤルファミリー』と同じ著者、後者は別著者の作品です。

新たな本との出会いのきっかけになれば、嬉しいです。

【同著者の作品】球児の母を描いた『アルプス席の母』

書名:アルプス席の母
著者:早見和真
出版社:小学館
出版年月:2024年3月
小説形態:長編
ジャンル(またはテーマ):人間ドラマ、高校野球、球児の親
その他:2025年本屋大賞「第2位」
ISBN:9784093867139


息子の甲子園出場の夢を支えるため、神奈川から大阪に乗り込んだ、シングルマザーの菜々子。しかし、待っていたのは過酷な父母会のしがらみや、指導者との軋轢といった、グラウンド外での闘いだった。
アルプス席から我が子を信じ、悩み、成長していく母の視点で描く、熱き感動の人間ドラマ。

【おすすめポイント】
ただの野球小説ではなく、甲子園を目指す子の母を主軸に置いた作品です。甲子園に行くためには、本人の頑張りだけではなく、親の頑張りも必要。
子どものときには見えない、大人の苦労・苦悩が胸に響きます。ぜひ、社会人となった大人の方に読んでほしい作品です。

『アルプス席の母』は、こちらの記事でも詳しく解説しています!

【別著者の作品】肩から下が動かない女性が弁護士を目指す『ひまわり』

書名:ひまわり
著者:新川 帆立
出版社:幻冬舎
出版年月:2024年11月
小説形態:長編
ジャンル(またはテーマ):人間ドラマ、弁護士、障がい
ISBN:9784344043541


33歳のひまりは、交通事故で頸髄を損傷し、肩から下の自由を突然失ってしまう。過酷なリハビリの末に彼女を待っていたのは、復職を拒む職場と、生活保護を勧める行政という現実だった。

「社会から必要とされていない」という絶望に直面した彼女は、自立を懸けて、最難関の司法試験に挑むことを決意する。

六法全書もめくれない彼女が頼れるのは、「言葉」だけ。立ちはだかる数々の障壁を前に、ひまりは「言葉」を武器に人生を切り拓こうとする。身体の自由を奪われても決して折れない魂の叫びを描いた、感動の物語。

【おすすめポイント】
逆境のなか、とにかく前向きに頑張る主人公がまぶしいです!私も「もっと頑張らなきゃ」と思わせてくれます。
主人公のひまりは、事故で頚髄を損傷し、肩から下が動かせない。とはいえ、暗い小説ではまったくなく、光が降り注ぐあたたかな物語です。

『ザ・ロイヤルファミリー』まとめ

この記事のポイント
  • 『ザ・ロイヤルファミリー』は、競馬を通じた「血の継承」を28年間にわたって描く、壮大な人生の物語
  • 競馬ファンのみならず、読む者を虜にするストーリーテリングが魅力
  • 著者の巧みな心理描写により、自分も物語の当事者かのように「喜び」と「苦悩」を疑似体験できる
  • 本作が気に入ったら、「何かに人生を懸ける人」を描いた『アルプス席の母』『ひまわり』もおすすめ
nanakko

元司書で現ライターのnanakkoです。
 
子どものころから本が大好きで、大学では小説創作を専攻。
会社員を経て、国立大学図書館の司書に。
 
小説、お芝居(映画・ドラマ・舞台・アニメなど)、音楽が好き。
プロの技が詰まったエンターテイメントに感動します。
 
このブログでは、私が好きなエンタメ作品について共有できればと思っています!
 
心が動いた瞬間を忘れないよう、文章で記録していきます。
 
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